教育現場で15年以上学生支援に携わるキャリアコンサルタントが本当のことを語ってみた。『不安』と『悩み』は必ずしも解消する必要はない!!

教育現場で15年以上学生支援に携わるキャリアコンサルタントである《だいさん》が本当のことを語ってみます。『不安』と『悩み』は必ずしも解消する必要はない!!不安や悩みを解消したい・無くしたいというご相談に対応することも多いです。確かにその気持ちはわかります。私自身も不安や悩みを抱えて生きていきたいわけではありません。しかし、『不安』と『悩み』は必ずしも解消する必要はない!!との考え方や見方に立つことの重要性をお伝えします。教育現場で活躍したいキャリコンの方も必見!!『不安』と『悩み』からの解放はそう遠くないのかもしれません。

ある男子学生からの相談

20歳の男子学生からの相談に対応しました。物静かで、大人しい今どきの男子学生です。相談内容は以下の通り。

彼の相談時の様子

  • 伏し目がち
  • 用意した椅子の背もたれは使わないようにしている
  • 身体を丸めて小さくなるような素振り
  • 口や顎のあたりをよく触る
  • 最後は同意を求めるような力のある目線

私が感じた限りは上記のような様子で、約1時間ほど、基本的には

彼の話を聞き、時に頷きや、問いかけをしなかがら相談に応じました。

ある男子学生からの相談から感じたこと

彼の相談を耳にして、真っ先に私が伝えた言葉があります。それは

『内定おめでとう!』

『よく頑張ったね!』

この二つのキーワードをどうしても直接彼の耳と心に届けないといけない。そう感じて考えるよりも先に発していました。キャリアコンサルタントをすでにされている方や、キャリアコンサルタントになろう勉強をしている方からすれば、違和感を持たれたり、もしくはお叱りをうけるかもしれません。

キャリアコンサルタントとは、相談者の経験代謝を意識して行う必要があります。相談者と経験を再現し、相談者に自問自答を促し、相談者が経験に自分を見出していく。

キャリアコンサルタントは相談者の言葉や態度などから、相談者の自己概念に繋がるものを見つけ出していかなければならない。つまりそれを自己概念の影と呼ぶわけですが、私は真っ先に、私という人間の価値観から感じた言葉を相談者である彼に投げかけてしまった。

しかし例えキャリアコンサルタントの手法としては間違っていたとしても、私はこの二つの言葉を彼の耳と心に届けなければと考え、そこから彼と向き合うことを決めました。

不安と悩みは必ずしも解消する必要はない!

そもそも『不安』と『悩み』とはどういう意味なのでしょうか。言葉の意味を調べてみました。

不安

[名・形動]気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。また、そのさま。「不安を抱く」「不安に襲われる」「不安な毎日」「夜道は不安だ」

goo辞書

悩み

 思いわずらうこと。心の苦しみ。「悩みの種が絶えない」

 やまい。病気。

goo辞書

不安も悩みも出来れば持ちたくないというのは一目瞭然ですね。

ただ、私が伝えたい、あるいは誰もが認識しておくべきではないのか?と思うことがあります。それはこの3点です。

  1. 不確かなことに支配されてはならない
  2. 何に対して『悩み』『不安』なのかを理解しておく
  3. 『悩み』と『不安』にもエネルギーが存在している

そしてこの3点の意識から、このようにTwitter につぶやきました。

https://twitter.com/dhktlic07/status/1351034972514213888?s=20

1.不確かなことに支配されてはならない

未来がどうなるか・今選んだ選択が正しいのか間違っているのか そんなことは誰もわからないということです。予測すること・推測することは大切だと私も思います。しかし、真実としてはどうなるかわからない。そんなどうなるかわからないことに支配されるのではなく、自分の目指す未来や、自分が正しいと考えることは信じて突き進んでいくことが大切なのだと思うのです。

2.何に対して『悩み』『不安』なのかを理解しておく

悩んでいる・不安でいる・・・その事実は紛れもないものですが、人間というのは不思議なものです。何に関して悩み、不安でいるのかと問われると意外にモヤモヤしていることも多いものです。だから、誰かに悩みや不安は打ち明けることや、相談してみることが大切なのだと思います。

3.『悩み』と『不安』にもエネルギーが存在している

不安と悩みがあるからこそ頑張れるということはありませんか?あるいは頑張ってみよう!と思える自分に出会ったことはありませんか?人間は何かを始める時には、動機=きっかけが必要です。その動機は不安や悩みを栄養に育まれていることが多いことを知っていなければならない。

以上のことから、不安と悩みは必ずしも解消する必要はない!私は考えています。

そんな思いでいると、《ガイアの夜明け》で佰食屋を経営する中村朱美さんという方の特集を知る機会がありました。『売上を減らそう』(ライツ社)という書籍も出されています。

少しこじつけかもしれませんが、中村朱美さんの経営視点は、自分にとって大切なものを明確にし、悩みや不安と向き合それを受け入れることが全てになっているように感じます。その上で必要最低限なものにこだわっていくことが、幸せや満足度を高めた生き方に繋がるということを、新たな時代の経営者として示しておられるように思います。


この《ある男子学生》に大切な事

今回取り上げたある男子学生に必要なことは、自分が感じている『不安』と『悩み』の正体に自ら気づくことです。そして身の上に起こっていること全てを受け入れることです。

物事には原因と結果が存在しています。原因と結果のどちらも蔑ろにしたり、粗末にしてはならないということを知っておくことが大切なのです。

私の想いはこちらでもお話しています。

学生支援の場でも求められるキャリアコンサルティング

以前に《答えは自分の中にすでにある》というタイトルでブログを記したことがあります。https://yoki-yoki.fun/2020/08/18/answer/

キャリアコンサルタントはどうあるべきか。それはキャリアコンサルタントになる為の勉強の場や、テキストなどに記されていることをしっかりと理解することであり、基本をしっかりと実践できなければなりません。

しかし

キャリアコンサルタントになり、教育という現場で実際に悩む学生を前にして、学んで得た知識や練習して身に着けた技法では対応しきれないことが多々あります。もっとシビアな言い方をすれば、学んで得た知識と技術だけでは相談者の心がつかめない。特に教育という現場で活躍を望むのであれば、教育の現場は間違いなく《サービス業》です。学生は顧客と考え満足度を高めなければ、正しいことだけをしていても、効果を生めないキャリアコンサルタントというレッテルを得ることになってしまう。

ですから、申し上げます。

基礎となる知識・技術はとても重要です。そのうえに自分の《哲学》あるいは《信念》が欠かせないことを知っておいてください。

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