娘の高校受験を通じて感じた『これからのキャリア教育』に必要だと感じた3つの視点を親目線を交えて考えてみた

キャリアコンサルタントとして専門学校に常駐し日々多くの学生を見て対応している《だいさん》ですが、長女が高校受験を迎えるという機会を親として経験する中で、『これからのキャリア教育』について考えることができました。キャリアコンサルタントとして、一人の父親として、学校教育にこれから必要な3つの視点を書き留めておきたいと思います。人生100年時代を迎えた今、そしてこれからを前に教育の現場も変革が必要です。

長女の高校受験

今このブログを記載している時点でまだ娘の高校受験は修了していません。第1志望の受験を控えているという状況です。

《だいさん》が親として長女に何度も繰り返し伝えたことが3つほどあります。

  1. 自分の今やらなければならないことを考える
  2. 自分のこれから挑戦してみたいことを考える
  3. 自分が今できると思えることを100個書き出してみる

この3つを自分で考えてみて、様々な高校を見比べ・説明会への参加やHPなどを調べてみて、第1志望は本人が決めることを大切にしました。中学校の担任の先生には《だいさん》の親としての上記の考えや想いを伝え理解してもらいサポートをお願いしました。塾の講師に関しては第1志望以外の受験校に関してアドバイスを基本もらうように家内と相談して対応をしてきました。

長女から第1志望校を決め、なぜその学校にしたのかを耳にした際に伝えた事があります。

合格という結果を得ることは大切だけど、それ以上に目標や目的に向かって努力することがお父さんは大切だと思う。『失敗を恐れずに貴女ができる精一杯の努力を、家族みんなで応援し協力するからね』

そうして、《だいさん》一家の初めての高校受験が始まりました。

教育現場におけるキャリア教育の実態

現在専門学校でキャリアコンサルタントとして仕事をしている《だいさん》の役割は、就職を希望している学生をしっかりと希望先の職業・職種に就かせる事といって過言はありません。日々対応している専門学校生に照らして教育現場におけるキャリア教育の実態として感じることそれは

成功が全て

専門学校生からの就活相談として最も多いフレーズがあります。『どうすれば内定がとれますか?』『これで内定が取れますか?』この二つのフレーズはかなりの頻度で耳にし、対応を迫られます。このフレーズはどうして生まれるのか?それは、おそらくこれまでの学校教育の期間の中で、あるいは成長の過程で『成功が全て』と実感してきたのではないかと私は考えています。

過程=プロセスが重要であることを誰も示さず、結果だけを突き付けられれば誰でもそうなります。

望む結果を得られなかった際に、なぜ?どうしてその結果になったのかに本人以外の第3者が誰も関与しなければ、誰でもそうなります。

先生方も本当は結果だけが全てではないことは理解されていることは多いのが現実です。しかし、教員という仕事も進学率・合格率・内定率など数値化された結果で査定されていく以上どうしても過程に時間を割くことができないというのが教育現場の実態ではないでしょうか。仕事なのだから結果が求められることは当然なのですが、教育や教職という響きの中においては少し見直すことであったり、学校経営の視点として変革をしていく必要性も感じずにはいられません。

これからのキャリア教育に必要なこと 

高等教育機関に関わらず、人生100年時代を迎える中で各教育機関においてキャリア教育は必要不可欠になっていきます。それぞれの教育機関においてキャリア教育の質・内容は異なるかと思いますが、現在と比較してキャリアコンサルタントである《だいさん》が必要だと考える3つの視点を記します。

厚生労働省《人生100年時代》の説明 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html

視点① 後悔挫折の受け止め方

多くを経験したいわけではありませんが、後悔と挫折のない人生は存在しないのではないでしょうか?教育というフィルターがかかると、先を見越して失敗を抑止する=後悔と挫折を学生が経験することが無いように対応策を立てていくことが正解とされることが多いように感じます。しかし私たち自身の人生やこれまでの成果を振り返れば、失敗をし後悔と挫折から学び、成功体験に繋げてきたのではないでしょうか?

若者や学生・子どもたちから失敗ならびに、後悔と挫折する権利を奪ってしまう現状は、成長を促せないことと同じ意味なのです。

教育や教職に就くものが示すべきは、後悔と挫折の受け止め方であり、その結果をどのように次に生かすのかを丁寧に個別に紐解く必要があります。

視点② 努力褒める認める

過程=プロセスにアプローチするということです。アプローチの仕方としては褒める・認めるという言葉が一番適切だと思います。

中でも認めるはとても重要です。人は《他者から認められる》ということにとても大きくて強い充実感を覚え、自発的なモチベーションとなるエネルギーに変換することができる生き物です。この事を《承認欲求》と言い換えることもできます。

では、この承認欲求はどうすれば満たしていけるのか。端的に記しておくと

  • I(アイ)メッセージで伝える 例)私は〇〇だと思うよ・私は〇〇のほうが良いと思うよ
  • 固有名詞を用いたさりげない声掛け 例)〇〇さん最近頑張ってるとよく耳にしているよ
  • アイコンタクトと頷き

これらを適宜用いながら接することで、認められているという実感を得ていくことに近づきます。

視点③ 希望を語れる

教職に関心があられる方であれば、1度は耳にしたことがあるかもしれません。フランスのレジスタンス詩人であるルイ・アラゴンの言葉です。

教えるとは、希望を語ること 学ぶとは誠実を胸に刻むこと

現代は未来ある若者が希望を語りにくい世の中だとは思います。しかしだからこそ、未来への希望を恥ずかしがらずに、自分の言葉で語れる環境と機会が教育現場には必要不可欠だと考えます。

希望は語ることで実現へ繋がるとも言えます。願っているだけは叶いません。情報を誰しもが発信する時代になったからこそ希望は語るものなのです。

アスリートのイチロー選手がこのような発言をされています。

結果とプロセスは優劣つけられるものではない。結果が大事というのはこの世界でこれなくしてはいけない、野球を続けるのに必要だから。プロセスが必要なのは野球選手としてではなく、人間を作る上で必要と思う。

負けには理由がありますからね。たまたま勝つことはあっても、たまたま負けることはない。

成功への道さんのYouTubeにも素敵なお二人の経験談がアップされています。

塾ではできない、学校だからできること

以前にブログで『不安』と『悩み」は必ずしも解消する必要はない!と記しました。

この要素を伝えられるのは学校だからこそだと私は考えていますし、学校で伝えていくべきことだと考えています。本音を言えば家庭であり親がその役割を果たす必要がありますが、経済的な事情や複雑な環境・関係性から家庭や親だけでは担えない面はあります。だからこそ学校は『包容力』として、失敗を経験させ、後悔と挫折のチャンスを用意しておく必要性を感じます。

塾は学校で得た後悔と挫折のチャンスから、這い上がろうとする姿勢を強くサポートし、結果を手にできる喜びを与えるところであって良いと思います。

学校と塾のどちらかが全てではなく、互いに共存を意識し互いの存在価値がより明確になっていくことで、学ぶ学生・子どもたちがそれぞれに必要な成長に繋がっていくことが理想だと思います。

不安と悩み必ずしも解消する必要はない!のブログはこちら → https://yoki-yoki.fun/2021/01/18/real/

さいごに

キャリアコンサルタントも迷う事・戸惑うこともあります。

今回娘の高校受験という経験の中で、改めて「教育」を考える機会を得たことは大きな発見でした。そして家族に対しては多重関係であることからもキャリアコンサルタントとしての対応は不適切であり、あくまで父親として娘の悩みや・不安に一緒に向きあったのですが、娘は私の仕事や私の考え・想いをなんとなく知り・理解しているのでしょう、今のところ順調に受験に向き合ってくれています。

どうか彼女の願い・望みが叶う結果になりますように。

高校受験という経験が、彼女にとって大きな勇気や自信に繋がっていきますように。

待ち遠しい明日の為に。。。

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