自分を大切にするということ
誰でも失敗や後悔というものはあるけれど・・・
ある日の出来事
子どもが好きで始めたクラブ活動を辞めたいと相談してきました。
私 「どうして辞めたいの?」
子ども 「コロナで試合もできないし、面白くない・・・・試合ができたとしてもミスが多くて、みんなに迷惑かけてるし・・・」
私 「そうか・・・よく考えたんだね?よく考えて自分で決めたのなら、ちゃんとコーチに相談してみたらいいよ」
こんなやりとりをして、家内も横で見守りながら、子どもをクラブの練習に見送りました。
子どもの気持ちとそれを受け取る大人と
練習から帰ってきた子どもの表情が心配と家内から耳にし、コーチに想いを伝えてみてどうだったのかを聞いてみました。
子ども 「辞めたいと伝えたら。。。いろいろ言われて。。。卒業まで続けることになった」
私「コーチはどんな話をしてくれたの?」
子ども 「そもそも頑張って練習しているのか?頑張るというのは自分で決めるのではなくて、周囲が認めてくれるものだって。辞めたら後悔するぞ!嫌なことから逃げるのか?どうするんだ?」
私「そうか・・・辞めずに続けるというのはどうして決めたの?辞めたいと思っていたのに続けられるの?」
子ども「・・・続ける・・・(涙)(涙)(涙)」
私「自分で決めたことならお父さんは応援するよ。何より自分で『辞めたい』という意思を伝えることができたこと、お父さんが嬉しく思っているよ。また悩むことや困ることがあったら、なんでも相談するんだよ。」
子どもとのやりとりを終えた後、この対応で良かったのか?思考がぐるぐる回転していく。
家内も傍らで思考を巡らせている。家内の役目はもう1歩踏み込んで、子どもの気持ちを聞き取ることと心得てくれているから、愛犬を連れて散歩に連れ出しながら寄り添おうとしている。
その晩、家内からこんな話を耳にした。
家内「『辞める』ことを伝えるつもりだったから、表情も浮かないまま練習に臨んでいたみたい。コーチもその姿に気づいていて、コーチから普段と様子が違うから声をかけてきたんだって。そして意を決して伝えたら、胸を小突くというか、胸倉をつかむような・・・」
家内「自分の本当の気持ちは言い切れなかったんじゃないかな?サボっているわけじゃないし。頑張っているんだけど・・・」
子どもの気持ちを汲むことの難しさ・コーチの対応への憤り・親として・子ども同士の関係性・ご近所付き合い・・・眠れない。
「消さない」「否定しない」「偽らない」
失敗や後悔は生きた時間の長さに比例して、多い少ないというものでもないと考えています。
それぞれの価値観に伴うものであり、感じ方も千差万別です。
貴方が経験し、感じた、考えた全てが貴方の財産です。
だから
失敗や後悔を「消さない」「否定しない」「偽らない」と心がけて、その経験から何を得たのかを紡ぎだす事が大切です。
とくに子どもが失敗と挫折を前にし、後悔に繋がると感じた時。
それを受け取る大人は細心の注意と配慮が必要となる。
どのようにその経験を本人に受け止めさせるかが重要であって、失敗と後悔をしないようにさせることが重要ではありません。
失敗や挫折、後悔が許されない社会の未来に希望はない!!
さて、この後どうするか・・・
このコーチさん・・・地域で影響力もあるようで。良い噂ばかりでも無いようです。小学校の先生とも色々小学校は場所貸し程度の認識みたいで、ボランティアでお世話になっているコーチみたいなんですね。。。
親として出て行って話をつけるのは吝かではないのですが、それをすると子ども同士の世間体も気になります。
とりあえず、続けると言っていますので、もう少し見守りますが。。。
何か良い方法あれば、ぜひコメントをお願いします。
