あなたはどう答えますか?『どうして勉強をしなければいけないの?』
子どもからの質問にはハッとさせられることが多くありますよね。先日も妻と話をしていて『どうして勉強をしなければならないの?』って聞かれたら、あなたならどう答えるの?と聞かれ、良い『問い』を立てるなぁと感じました。キャリアコンサルタント《だいさん》としての考えを記すとともに、ぜひ皆さんも考えてみて欲しいです。
答えは一つではない
子どもとコミュニケーションをしていると、明確に「これが答えだ!」と示せる『問い』ではないことが多々あります。
そして、子どもから問われれば「正しい答え」を示さなければならないとお考えになっておられる方が多いかもしれません。
しかし、子どもからの『問い』に向き合う際に大切なことは「正しい答え」なのではなく、様々な人が互いに協力し、共存し生きている社会の中でどうあるべきかという姿勢で考えを示してあげることだと私は考えています。つまり必要なことは以下の3点かと私は考えています。
- アイメッセージで伝える=私は・・・だと考えている と示す
- 答えは一つではなく、人それぞれ考え方が存在していると示す
- 正しいか正しくないかで割り切れない問題が存在していることを示す


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一緒に答えを探すことが大切
子どもからの『問い』に対して、妻と話をしながらお互いに感じたことがあります。
《どうして〇〇するのか》を学校教育の中で子ども達に伝える機会があまりに少なすぎるのではいか?ということです。
常に《何のために=目標・目的》に触れてから、授業をしていくことは、物理的に大変なことだとは思います。あるいは、そうすることで子ども達が悩んでしまったり、教員側からすれば予定や計画通りに授業が進行しないということになるかもしれません。
しかし、子ども達の年齢や学年を問わず、国語・算数・社会・理解・体育・・・全ての科目において、ほんの少しの時間で良いので、この授業を行っている意味や目的を先生と子ども達が《一緒に考える》《一緒に答えを探す》そんな機会があれば良いのではないかと思いました。

さいごに
キャリアコンサルタント《だいさん》が考える『どうして勉強をしなければならないのか?』についてですが。。。
自分らしく生き抜くチャンスとヒントを手に入れる為
と子どもたちに問われれば答えます。
『自分らしく』を知る為には、様々な体験や経験を通じて、その都度自分がどう感じたかを知ることが大切です。それがいずれ自分の価値観となっていきます。自分の価値観がはっきりしてくるからこそ、自分とは異なる価値観や感性をもつ人を受け入れるようになり、嫉妬ではなく尊重をもって対峙していくことができます。そして『自身の尊さ』にも気づいていけるのではないでしょうか。
どうして勉強するのか?その答えは一言で言い表せるものではありませんが、いずれ自分らしく生き抜いていくために必要な、一般常識を得るためであり、自分で自分の生きていく道を切り開いていくためでもあり、チャンスを掴むためでもあり、自分が望む未来掴むヒントに気づけるためではないでしょうか。
だから一緒にじっくり考えていきませんか?
待ち遠しい明日の為に。。。
UnsplashのBenjamin Daviesが撮影した写真